YouTube

調べてみるとYouTubeが誕生したのは2005年2月、今から18年前。日本語対応となって一気に流行し始めたのが2007年頃。今やYouTubeを知らない人を探すほうが難しい世の中になった。

新型コロナウイルスの流行が始まった3年前、寺方幼稚園でもYouTubeが大活躍した。休園中の子どもたちに動画を配信したり、就職活動中の学生さんに案内を配信したり、以降もたびたびお世話になっている。

役立っている反面、少し心配な点もある。ここ数年、こどもの遊びについて「YouTube」と記入されているケースが増えてきたことだ。確かに、私も子育てをしていたころ、某局の〇〇といっしょやBSテレビのアニメに助けられた。寝付かない子どもを車に乗せて、ビデオや音楽をかけてドライブしたこともある。もし子育て中に「YouTube」に出会っていたら、きっと頼っていただろうなと思うと今のお母さん方を批判することはできない。

だけど、終わりのないYouTubeの世界。指一本で簡単に起動できる操作性。うまく付き合わないと悪影響が及ぼす危険性を忘れないで欲しい。

スマホを見続けて脳が反応してんかん発作をおこしたケースも聞く。時間を決めて「これを見たらご飯だよ」などと約束を決めることも必要だと感じる。また、時には、一緒に見て、「〇〇だね。面白いね」などと声をかけてあげて欲しい。

今のこどもたちの生きていく世界は、YouTubeはなくてはならない世界かもしれない。調べ物も解決方法もなんだってそこには広がっている。だけど、本当にコミュニケーションを取らなくてはいけないのは、目の前にいる大人や友達なんだってことを大人の私たちが教えてあげないといけないのではと感じている。(教務)

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