せんせい大変!!

朝夕、少しずつ秋の気配を感じるようになりました。我が家では七夕の笹に連れられて京都からやって来たカエルに与えるエサのコオロギが日が落ちると大合唱しています。

幼稚園では「むしはかせ」たちが、園内で見つけてきた様々な虫を小さな指でそっとつまんで、「これは〇〇、これはメスやねん」と教えてくれます。

先日、「せんせい大変!大変!」と職員室にこどもたちが駆け込んできました。何やら夏に生まれたカマキリがプランターとプランターの間に落ち、登れずにいるから助けてあげたいというのです。ほっておいても自力で何とかできると思うのですが、どうしても草木のある所に助けてやりたいというのです。

手でつまんで助けてあげることもできますが、相手はカマキリ。わたしも何度もあのカマで痛い思いをしました。みんなでどうしたらいいかと考えました。スコップを差し出してみましたが逃げまくります。エサをあげたらとか、先生が助けてあげてよとか、色んな意見が飛び交う中、ひとりのこどもが、棒でぶらさげたらどうやろうと言いました。

職員室から持ってきた割りばしで、こどもたちの代表がそっと棒にカマをひっかけ救出作戦大成功!!みんなで手をたたいて喜びました。 そんな「むしはかせ」たちのために職員室前に昆虫や小動物の図鑑棚を設置しました。いのちの大切さや扱い方を体験を通じて学んでくれることを願っています。

職員室では、昆虫だけでなく、子どもたちが目にするいろんなことに、興味がもてる環境づくりをしていけたらなと日々模索中です。 (教務)

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